その1: ガイアナからスリナムへ
その2:スリナムから仏領ギアナへ
その3:ガイアナまで一気に戻る
その4:バルバドスで1日、そして帰国
その5:その他の写真1
その6:その他の写真2


スリナムはギアナ3国の中で一番好きでした。ギアナ3国の中で一番アジアの匂いが強かったからかもしれません。たまたまやっていたカリフェスタも楽しかったし、食事も美味しいし。特に見所があるわけではありませんが、また来ても良いかも。
仏領ギアナはどうも好きになれませんでした。何かと不便だったのと、物価が一番高かった事、なんとなく人がお高くとまっているような感じがした事、などからかもしれません。

4日目 (8月24日)

今日はパラマリボ観光。スリナムはかつてオランダの植民地だった国だが、奴隷として連れてこられた黒人と、奴隷制廃止後に労働力として連れてこられたインド人や東南アジアからの人たちが暮らしている。もちろんオランダ人をはじめとして白人もいるし、中国人やわずかながら先住民の子孫もいる。まさに人種のるつぼ。アジア系が半数以上を占めているのでかなりアジアの匂いがする国なのだが、そこに黒人のリズムが加わってかなり面白い国になっている。オランダっぽい町並みがそんな人たちで埋まっているのだから、街をふらふら歩いているだけでも飽きることはない。屋台で食べるナシゴレンも本場の味だしサテーも懐かしの味。ビール片手に(屋台でビールを頼んだら1Lのボトルを渡された)午前中から食べまくる。運良く今日はCarifesta(Caribbean Art Festival)の初日。それぞれの民族衣装を着た人たちがPalmentuin公園に集まっている。スリナムに来て何十年も経っているだろうに、それぞれの国民性が残っていて、見ていて面白い。オランダ人もよくこんな国を造ったものだ。Carifestaを夜まで楽しむ。

Zeelandia城から見たスリナム川。遠くに橋が見える。

首都パラマリボにはオランダっぽい家が建ち並ぶ。

カリフェスタ。インド系の美女。

カリフェスタで踊る黒人達。

カリフェスタ。東南アジア系の美女。

アジア系の料理が美味しい。

5日目 (8月25日)

昨日は日曜で閉まっていた中央市場へ行ってみる。市場自体は南米っぽいのだが、その前に並んでいる屋台はアジア。なんとも変な感じ。そのまま昼過ぎまで町歩き。午後は仏領ギアナとの国境の町、Albinaへ。今はスリナム川に橋がかかっていて中央市場の近くからミニバスが出ている。14時頃Albina到着。他の人たちは小さなボートでそのままマロニー川を渡っているが、私は警察署へ行ってパスポートに出国印を押してもらう。他の人はいいのだろうか?ボートで川を渡っていると船頭がイミグレーションへ行くのかどうがきいてくる。どうやらイミグレーション以外の選択肢もあるようで、しかもそちらの方が一般的らしい。密入国天国?「イミグレーションに行きたい」と言うと出国印を押したかどうかきいてくる。「押した」というと「OK!」との事。なんとも調子が狂う。対岸のイミグレーションでもガイアナ側の出国印があるかどうかきいてくる始末。無事合法的に入国し、次は両替屋を探す。普通なら国境付近にたむろしている両替屋もいないし銀行も7:15〜14:00までしかやっていない。ガイドブックには銀行は15:00〜16:00も開くと書いてあったので15時まで町をうろうろ。マロニー川のほとりでのんびりしたりする。このサン・ローラン・ドゥ・マロニーという町は特に見所があるわけではないが、流刑時代の建物とかもあってそう悪くない雰囲気。15時になって銀行に行ってみるが、まだ開いていない。銀行のATMはCitiBankも三井住友国際カードもVISAカードも使えず、また、仏領ギアナではスリナム・ドルは無価値なようでほとほと困ってしまう。いろいろ試したあげく、町はずれにある郵便局のATMで三井住友国際カードが使えることを発見。そんなこんなでユーロを手に入れたときにはもう16時半。この町ではもうやる事がないのでスペースセンターがあるKourouまで行くことにする。カイエンヌ行きのミニバスに乗り20時頃Kourou到着、Kourouの町の入り口で降ろしてもらう。このKourouという町はマンションばかりが建ち並ぶ多摩ニュータウンのような町。歩いても歩いても同じような味気ない建物が並んでいるだけ。かなり歩き回ってようやく宿を見つける。

パラマリボの中央市場。

このボートでマロニー川を渡ると仏領ギアナ。

仏領ギアナ側の国境。

サン・ローラン・ドゥ・マロニー。流刑時代、囚人はここから各地へ送られた。

6日目 (8月26日)

宿で12:45からのスペースセンター見学(なんと無料)を予約してもらい、それまで町を歩いてみる事にする。しかし、どんなに歩いても相変わらず何もない。3〜4階建てのマンションが建ち並び、ときどき1階部分に店が入っている事があるくらい。そういえば、サン・ローラン・ドゥ・マロニーもマンションが多かった。仏領ギアナの町は皆こんな感じなのだろうか?午後はスペースセンター見学へ。ここはアリアン・ロケットの打ち上げ場がある所。フランス語がしゃべれないのが私だけだったため、英語をしゃべることが出来るガイドがマンツーマンで説明してくれる。見学はビデオ上映とバスからの見学がメインでそれほど面白くない。夜は宿でビールを飲んで寝る。

Kourouのスペースセンター。

アリアン4ロケットの模型。


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南アメリカ

スリナム旅行記: 2    

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